じぶんのココロのなかには
じぶんでも気がつかない
無意識のじぶんの中のじぶんがいます
じぶんで感じた
じぶんで考えた
じぶんで決めた
そう思っていることを
ココロの奥のほうで演出している
映画監督のような
じぶんのなかのじぶん
じぶんの嫌いな人がいる
それはじぶんのココロのなかにある
じぶんの嫌いな部分を
映画監督が誇張して巨大化して
じぶんはここんな人にならないようにしようと
じぶんのココロにそうおもわせるために
じぶんが用意したキャストです
「じぶんはこんな嫌なやつじゃない」
そんなふうにおもうでしょう
だらしない人がいる
それはじぶんのココロのなかにある
じぶんのだらしない部分を
映画監督が誇張して巨大化して
じぶんはもっとしっかりしよう
じぶんのココロにそうおもわせるために
じぶんが用意したキャストです
「じぶんはこんなにだらしなくない」
そんなふうにおもうでしょう
偉そうな人がいる
それはじぶんのココロのなかにある
えらそうに威張りたいという小さな気持ちを
映画監督が誇張して巨大化して
じぶんはこんなに威張らないでいよう
じぶんのココロにそうおもわせるために
じぶんが用意したキャストです
「じぶんはこんな偉そうじゃない」
そんなふうに思うでしょう
すべて じぶんの周りのひとは
じぶんの中のじぶんが
じぶんのために用意をした
じぶんのためのキャストです。
嫌いな人も
だらしない人も
偉そうな人も
じぶんのココロにそうおもわせるために
じぶんが用意したキャストです
じぶんの周りの人は
じぶんのなかのじぶんがきめた役割で
じぶんのまわりにあらわれます
じぶんのココロが闇にしずめば
じぶんのなかのじぶんは
闇を誇張して巨大化したキャストを
じぶんの周りにあつめます
そしてさらにじぶんの周りが闇につつまれます
じゃあ
どうすればいいでしょう
じぶんのなかのじぶんに
じぶんのまわりのキャストをかえてもらうために
それは じぶんのココロのなかが
欲望や嫉妬、ねたみといった闇にそめられないよう
明るく、楽しく、無欲で、無垢で、浄化された
無我の境地のような気持ちになれるといいのですが
なかなか難しいことですね
すくなくとも
じぶんのココロが明るくいれば
じぶんの周りには明るいキャストがあつまって
闇をけちらしてくれるでしょう
まずはそこから
[…] じぶんの中の自分 […]