Give and take. と Take and give. は何が違うと思いますか?
Give and take.
何かをして、その結果、何かを得る。
Take and give.
何かを得て、その結果、何かをする。
自分からするのが先か、自分が得るのが先かといいうことです。
人のために何かをしようとする時、
あなたはいったいどちらでしょう?
人のためなんだから、もちろん、Give and take 。
むしろ何も得ようと思っていない。
本当にそうでしょうか?
Give and TAKE の 「TAKE」 は、何かをして、その結果、意図せず授かる「得るのも」です。
自分では求めていないけど、授かるものです。
そこに自分の意思や我欲は含まれません。
TAKE and give の「TAKE」 は、結果として何かをする原因になる「得るもの」です。
何かをしてもらったから何かをしてあげる。
何かをしてあげたくなるような、その得るものは、自分の満足が含まれます。
満足した結果、何かをしてあげたくなるのです。
自分が欲しているから満足があります。
その自分の満足が我欲です。
双方の「TAKE」 の違いは、我欲の有無なのです。
我欲の有無。
人のために何かをしようとする時、
あなたはいったいどちらでしょう?
我欲を満たす見返りを求めますか?
奥さんやお子さん、家族などに対して何かをするとき、何かの見返りを求めますか?
中には求める人もいるでしょうが、それはまた別の次元のお話です。
奥さんを助けたり、手伝ったり、
お子さんを褒めたり、間違わないように叱ったり。
そこに何かの見返りを求めますか。
手放しで注ぐ愛情に、見返りはありません。
なにかをした結果、感謝されれば満足はします。
でも、その満足を目的としているわけではありません。
結果として満足をする。
それが、Give and take です。
その「TAKE」には、結果としての満足はあっても、我欲は含まれていないのです。
その気持で、他人のためにも、なにかができるでしょうか?
「見返りをもとめてなにかやってるわけじゃない」
「だけど、感謝の一言もないのはどうだろう。」
これは、感謝して欲しいという自分の欲を含んだ、 TAKE のための GIVE なのです。
GIVE した結果、求めていない満足を TAKE する。
そういうことが、Give and take. です。
Take and give. の精神よりもいいですよね。
我欲がなく、求めていないもので満足する。
究極は無償の愛というものですね。
Take and give. ではなく。
さらに、
Give and take. でもなく、
究極は、
Give and give.
求めないで、与え続けることで満足する。
ってことなのかもしれませんね。
そこまで行くのは、なかなか険しい道程です。
与えてばっかりじゃ損をする!ではなく、
すべての人が、与えることに満足感を感じる世界は、
きっと気持ちのいい世界でしょうね。
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