ひとが生きていくということは、勝ち負けではありません。
生き方に、優れているも劣っているもありません。
それでも、人間はよわいもので、自分が生きるために、つい優劣をつけたくなります。
「あの人よりも自分が上」
「こうしないと負けてしまう」
「勝つためにはあの人が邪魔」
そうやって周りと比べることで、自分の価値を確認したくなってしまうのです。
人生は、競争ではありません。
一緒に走っていくものです。
幸せとは、奪い合うものではありません。
与え合い、分かち合うものです。
周りの人は仲間であって、決して敵ではないのです。
勝ち負けを意識していていると、まわりは敵だらけになってしまいます。
まわりが闘う相手になってしまうのですから。
敵だと思って見ている相手が、いつかは自分のことを敵だと見るようになってしまうのは、あたりまえですね。
幸せや、よろこび、楽しみ。
それは人それぞれに違うこと。
比べて優劣をつくるものではないのです。
むしろ、与えてあげると、自分にもわけてもらえるのです。
一緒に、与え合い、分かち合えば、そこにいるのは敵ではなく、仲間になります。
仲間同士であれば、勝ち負けの争いはおこりません。
敵同士であれば、分かち合う時間はもてません。
だから、勝ち負けにこだわってしまうと、分かち合う仲間も敵になってしまうのです。
勝ち負けにこだわった、上から見おろす目線では、仲間と眼と眼を合わせることができません。
勝ち負けにこだわり、上から見下ろしている目線では、周りの人が自分を見上げてくれないと、視線が交わらないからです。
見上げることも、見下ろすこともなく、自然に眼と眼をあわせられるのが仲間です。
勝ち負けにこだわった、上下優劣の目線では、なかなか眼と眼を合わせることができません。
それでも、生きていく上で、戦う気持ちは大切です。
しかし、戦う相手は、勝ち負けを意識している周りではなく、弱く、すぐにくじけてしまう自分と戦うことが必要なのです。
自分と戦い、
楽しいことや嬉しいこと、夢や希望は分かち合い、
人との結びつきが最も大事だと考えていると、
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