「平均律」と「純正律」のはなし

「平均律」と「純正律」のはなし

440Hzを基点にオクターブ上の880Hzまでの周波数を12等分してすべての半音階が均等にしてつくられた「平均律」。
和音を歌う時に、正確な「平均律」で歌ってしまっては、実はきれいにハモらないそうです。

一つの周波数の波形を2等分した波形の周波数の音を第2倍音、3等分した波形の音を第3倍音といいます。
その倍音で構成した音階が「純正律」です。
「純正律」のドミソの和音は、第3音にあたるミの音の周波数が、「平均律」で構成されたミより4.37Hzも低くなります。
そうすると、きれいな自然な和音になるそうです。
何事も、きっちり決められた枠内で正しく行おうとすると、本来の自然が作る調和がとれなくなるのでしょう。
世の中、計算ずくのみでは正しく機能しない事が多いものです。
結局は浅はかな人間が計算しているだけですから、自然の摂理とはほど遠いものなのでしょう。

おいらは「純正律のミ」のように、キッチリ計算上割り切った定位置からすこし外れて、自然な完全調和をもたらす人間でありたい。

参考:純正律と平均律について

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